動画か写真か

多くのデジタルカメラは、写真撮影はもちろんのこと動画の撮影も出来ると思います。中にはビデオカメラを用意してビデオを撮影しているという方もいるでしょう。では、思い出を残すという目的で考えたとき、写真と動画のメリットはそれぞれどういったものなのでしょうか。それぞれのメリットを比較検討して探っていきましょう。

写真のメリット

まず、挙げられる写真のメリットは保管のしやすさです。データで管理する前提であれば、動画に比べて圧倒的に少ない容量ですみます。見返す際に時間がかからないのもメリットの一つでしょう。動画であればその動画の長さだけ時間がかかりますが、写真であればひと目見れば思い出を振り返ることができます。管理も楽で時短にもなれば、見返す頻度も増えてくるでしょう。

もともと動きのない風景などが被写体ならば、当然写真に軍配があがるでしょう。本当に美しい風景であれば小さな動きや音声は逆に邪魔になってしまうものです。写真による瞬間の切り取りは風景の美しさを克明にパッケージしてくれます。

写真のほうがノスタルジックな感慨があるというのが、一般的なイメージのようです。つまり、音も動きもないことが見た人間に想像を促しているということではないでしょうか。瞬間を切り取る写真だからこそ、前後の時間や当時のシチュエーションをより強く思い出させるのでしょう。自分が撮影者だった場合はなおのことです。写真のよさはその情報の少なさと言えるかもしれません。

動画のメリット

情報の少なさが写真のよさと述べました。動画のよさは逆に情報の多さです。瞬間ではなく時間を切り取る動画は、想像ではなくその時そこであった事実をありのまま伝えてくれます。記録の正確性という意味では動画が勝ると言えますね。

当然ですが動きを捕らえるのが動画ですので、イベント事やアウトドアなどダイナミックな事象の撮影ではその威力を発揮するでしょう。音声も収録できることを考えるとその活躍に幅は広がります。子供の運動会、習い事の発表会などは通常動画で収録している人が多いのではないでしょうか。

写真は手軽…でもたまには動画も

写真、動画それぞれに良さがあり、優劣を決めることはできません。写真のほうがより手軽なので写真で思い出を残すことのほうが多いでしょう。写真は撮ったまま手を加えなくてもいいですが、無編集の動画は冗長に感じがちです。でもたまには動画も撮っておくと後で大切な思い出になるかもしれません。

こんな話があります。お父さんが撮った赤ちゃんの成長記録ビデオを家族で見ていると、もう亡くなってしまったおばあちゃんが出てきました。お父さんは撮影したことを忘れてしまっていたようですが、生前のおばあちゃんが話している様子を見て家族は涙しました。写真は残っていても、それまで声や話し方は記憶の中にしかなかったからです。ビデオで見るおばあちゃんはあの頃のままでした。

このように頻度は少なくても、たまに撮っておくと後で大切になるのが動画です。写真と動画では思い出の振り返り方が違うともいえますね。どういった場合にどちらがいいのかはケースバイケースになりますのでなるべく後悔のないよう、よく検討して下さい。

注目記事

  • ちょっと遊び心を持ったトイカメラ。プラスティックのボディのチープなトイカメラが近年、密かに人気を集めています…

    魅惑のトイカメラ

  • プロ向けのカメラのデジタル一眼レフ。特殊な技術を必要としませんので初心者でも難なく使いこなすことができるようになって…

    誰でも使えるデジタル一眼

  • カメラの世界で、現在主流となっているのがコンパクトデジタルカメラ、通称コンデジです。カメラの世界で、現在主流となってい.…

    コンデジの魅力